花と猫とわたし

その日の思いと出来事など 花講師 乳癌患者 日記

叔父を見送りました

91歳の母は、母の兄弟の中でも最高齢。

そして、長男から、順に亡くなり

先日ついに、母と最も親しくしていた

わたしも、とてもお世話になった、大好きだった叔父が旅立った。

 

母は、みんなを見送る役目があったのかもしれない。

 

叔父は平坦な人生だったわけではないが

いろいろあったけど、しあわせだったのではないかと思う。

 

最初に亡くなった叔父は、肝臓がんだった。

祖父と同じ病気で、祖父と同じ年齢で亡くなった。

 

その次の叔父は、パーキンソン病

苦学して大学を卒業、叔母が人工透析していたため

校長や教頭を目指す出世はあきらめたと聞いている。

叔母はその後腎臓移植を受け、もう、20年たっている。

 

真面目で、眉目秀麗、叔母も品のある美しい人である。

しかし、従弟の男の子は肉腫で亡くなった。

2番目の叔母の苦しみはいかばかりであったろう・・

 

3番目の叔父は、大腸癌も、脳内大動脈瘤も乗り越えた。

最後は肺気腫だった・・

叔母は明るく気さくな人で、叔父は、この人と結婚して

良かったなと思った。

 

何度、母や、前夫や、娘や、救急車に付き添ったり、

葬儀や、焼き場に行っただろう・・

母が、ぴんぴんしてるので、すっかり忘れていたけど

 

幼い頃、遊んでもらった叔父たちが、みんな逝ってしまった。

 

あんなに男前で、活気に溢れていた叔父が

もう亡くなる前には、終末期の老人になっていた。

 

わたしも、同じだけ年を重ねてきたのだと

改めて、今更のように感じた。

 

従弟の子供たちが、幼い頃の彼らとそっくりで

思わず笑ってしまったけれど

 

従妹たちも、それなりに年を重ねて

いい大人の顔になっていた。

 

命って  時間なんだな