キャンサーギフト
普段、あまり気にしていない。
夕べだって、娘の美術の課題のポスターや、水彩画を手伝って
寝たのは朝の3時。
考えないようにしているのかもしれないけど
そのことばっかり考える暇がないのだ。
普通なら、体のために早く寝るほうがいいに違いない。
やっぱり、同じ病気で有名人が亡くなると
ドキッとする。
人間いつかは死ぬのだ・・それはわかっている。
でも、その日がいつ来るのかだけは、自分で決められない。
ちびまるこちゃんの作者も乳癌だったんだ・・
今回は伊勢丹のレストラン街の某店舗に集まった。
お肉が食べたい人、魚がいい人、オムライス、お寿司
みんなそれぞれお気に入りのメニューを選ぶ。
昨年知り合ったばかりなのに、もう昔からの友人みたいだ。
わたしと、もう一人以外は、もう10年近く前に手術を受けたそう。
術後の傷の話になると、みんな
「あまり見ないようにしている」ということで一致した。
ランチの後、デザートとお茶のために場所を変えて話し込んだ。
学生の頃と違って、いきなり友達や仲間が増えるなんて経験は
大人になればなるほど減るものだが
楽しかった。
メンバーの一人が
「キャンサーギフト」と言った。
まだ、癌になって良かったなんて思えないが
きっと、メッセージであり、自分にはそうならないといけない何かがあったんだろう。
今度は、公式な患者会の日に栄養学的な観点で講義があるらしい。
みんなにまた会えるのが楽しみだ。